[ NO.0189 ] [ 98/01/22 09:33:30 ]  [ 投稿者:男モーゼ海を割る ]
[ URL_ADDR:無記入 ]
[ REMOTE_HOST ( IP_ADDR ) : 202.218.50.37 ( 202.218.50.37 ) ]


無題+個人的なオチ付き

まだしゃべりタランティーノ!



<画像: クエンティン・タランティーノ>

 「パルプ・フィクション」で、94年カンヌ映画祭グランプリの映画監督・クエンティン・タランティーノ(34)が12日、新作「ジャッキー・ブラウン」(5月公開)の宣伝で来日し、東京・日比谷の帝国ホテルで記者会見した=写真。同日夜には人気番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)にも生出演したタランティーノの人気の秘密とは−。


 日本でも人気が高い監督だけに、会見場には約350人の報道陣が集まった。ブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオらの人気スターに及ばないが、監督単独の会見では、「一番集まったのでは。音楽雑誌など映画と直接関係のない媒体の取材も来た」(配給元の松竹富士)。


 タランティーノは、ギャング同士の抗争を描いた91年の「レザボア・ドッグス」で監督デビュー。売れない俳優時代、レンタルビデオ店で働きながら脚本を書きため、バイオレンス描写と出演者の饒舌なセリフ回しで注目された。


 脚本を書いた「トゥルー・ロマンス」(93年、トニー・スコット監督)や原案を担当した「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(94年、オリバー・ストーン監督)も話題となり、96年の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」では人気俳優ジョージ・クルーニーと共演、俳優としても非凡なところを見せた。


 ハーバード大出の女優、ミラ・ソルヴィーノとは公私が認める恋人関係だ。日本の深作欣二監督のヤクザ映画や千葉真一出演作からも影響を受けたことを公言する一方、関西で「まだしゃべりタランティーノ!」などとコミカルなセリフを吐く携帯電話やCSテレビのCMに出演し、日本との縁も深い。


 この日のタランティーノは、グレーのスーツ、白色のシャツにノーネクタイというファッションで登場。右手で「Vサイン」を示してカメラにポーズをとったが、正味40分余りの質疑応答では、自らの映画に対する考えをやや甲高い声で、速射砲のようにしゃべり続けた。


 新作に出演しなかったことには、「ロバート・デ・ニーロやマイケル・キートンなどキャリアのある役者が出ており、自分に向いたパートがなかった。『フロム・ダスク−』で俳優に目覚めたが、出演するなら役者として、深い解釈ができるものに出たい」。


 また、「いい映画とはどんなものか」という質問には、「映画を女と比べて考えるといいが、いい女は定義しにくいが、悪い女は分かりやすい。一番大事なのは、スタッフもキャストも映画に対しピュアであること。いい映画は人間に似て、面白いものも悲しいものもある。時間がたってから面白いと思うこともある」と答えた。


 注目度の高い監督だが、「パルプ−」も「フロム−」も配収は5億円弱と大ヒット作は出ていない。それでも、この日夜には高視聴率番組「SMAP×SMAP」で、SMAPと生で共演するなど人気はある。


 「映画マニア、ファン向けの監督としては非常に客を呼べる監督だ」と説明する映画ジャーナリストの谷川建司氏は、「マニアック内容で、名前が一人歩きしている感じだが、今回もデ・ニーロを脇にして、B級映画に出演してきた女優のパム・グリアーを主人公に起用するなど、人が注目しなかったものに日を当てるなど優れたところがある。ハリウッドの中心にいるデ・ニーロらを巻き込み作品を撮るパワーがあるだけに、まだまだ日の出の勢いは続く。大ヒットが出て、スピルバーグのようにキングの座に就いたときに、何を撮るのかが楽しみ」。


 会見でタランティーノは十分話し足りたのか、「ドモ」と言って、自ら会見を打ち切り、大物ぶりを見せつけた。



[ フォローアップ一覧 ]