なんかカノセ氏のホームページ掲示板じゃ無茶苦茶言われてるやんどげんすん
じゃ、とか言ってたら俺の方にも昔の論敵が逆襲してきたって次第。 前述の人物、外山恒一という男は、1980年代後半の福岡で10代にして「反感 理教育」(つまり校則・体罰ハンタイ! とか)を掲げる活動家として出発、18 歳の時、自らの高校中退の顛末を記した著書を刊行している。 その後福岡を拠点に若者を集めて運動しようとするんだが、集まってくる連 中のダメさに逆切れして左翼批判に回る。91年、たまたま中森明夫の目に留ま り「中森文化新聞」にも数回登場、92年頃には何とSPA!「中森文化新聞」内で 西部邁と対談なんかしてる。あとクイックジャパンの創刊初期にも寄稿。 で、この外山氏も89〜91年頃には「ニセ学生マニュアル死闘編」とか浅羽さん の影響を強く受けていたんだが、93年頃からは左翼に再転向し浅羽・小林よし のり批判を言い出す。要するに一時期は同じ左翼内の同業他社を批判するのに 浅羽言説を利用したクセに、浅羽・小林はどうも「革命」をダシにしたモラトリ アムを死ぬまで続けたい自分らのイデオロギーを否定する物であるらしい、と 知るや途端に浅羽批判派に回ったという次第。が、中森明夫が女子高生のこと ばっか取り上げるようになるに当たり中森からはあっさり捨てられ、俺が見る 限りハシゴを外されてしまった模様。現在も他の自称「90年安保派」若者らと活 動中とか。しばらく見ないと思ってたら最近、4月か5月の『現代思想』誌に 他の仲間とともに出てた。もっとも彼は「自称革命家」でライター志向じゃない からメディア露出にはそんなに関心はないようだが。 この外山の思想は、一言で言って「革命をダシにしたモラトリアム正当化」 だ。口じゃ「革命!」と叫ぶが、本気で国家を打倒して自分らの政権を打ち立て る気などまったくなく、「革命ごっこ」で一生遊んでいたい人たちである。ある 種「今だに80年代面白主義真理教のサヨク版」みたいな物である。ただ、それを 正義だと思い込んでる点は、ある意味で消費快楽主義だけのおたくより勘違い が激しく手強いかもや知れぬ。つまり『○の真×』図式で言えば「子供のまま でいいのだ派」の最右翼もとい最サヨクである。はっきり言ってへたすりゃオ タクよりダサい(笑)。あと誤解がないように付け加えておくと、外山個人はホ ンの一時期中森明夫および鶴見済とは親しかったようだが、別に中森信者では ないし現在の中森文化新聞やライターズデンとはほとんど関係ない位置にい る。が、どーいうワケか浅羽さんとか彼らの言う「大人になれ派」への憎悪はな んか異常なまでに凄い。参考までに、もし手元に『宝島30』95年11月号があっ たら、浅羽さんの「君がおじさんになったら」を読んで置いて欲しい。外山のこ とが書いてあるから。 まぁ曽根氏から見れば岡田斗司夫ファンの連中よりもっとダサくて相手にな らん存在かも知れないが、まぁ俺らの同世代にはこんなのもいた、って参考程 度に。あとは矢本先生にでも聞いて下さい。 |
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