デビューから2年。待望のセカンド・アルバム、遂に発売。
WINDOSW95のCD-ROM内に彼等のビデオ・クリップが入っていたので、この文章を読むことが出来る人ならば、名前は覚えていなくても、知っている人が多いでしょう。
ライナーや雑誌評でも、さんざん言及されているので今更の感もあるけれど、あえて書こう。
曲調はメローディーの良いパワーポップなんですが、秀逸なのは歌詩。日本のファンから届いた手紙をネタにサイコな妄想を抱くものや、とうとう殺人に至り、行為の後の余韻を切々と綴ったものとか・・・。
全ての歌がパラノイック。でも、ポップ。というか、だからポップ。ポップ万歳!イエーイ。・・・。
CARNIVAL OF SOULS
Wishing Tree
★★★
マリリオンのギタリスト、スティーブ・ロザリーが結成したプロジェクト・バンド、ウィッシング・トゥリー。本作をもってデビュー。
スティーブ本人が「ルネッサンスやオール・アバウト・イブ、ケイト・ブッシュ等からの影響を念頭もあった」と語るように、フィーメール・ヴォーカル・フェチには間違いなくお薦め出来る作品。しかし、どこか物足りない。前述されたバンド群と比較すると、その原因がはっきりとしてくると思う。確かに新人ヴォーカリスト、ハンナ・ストバート嬢の歌声は美しい。だが、何人も魅了することが出来るような深みが無い。おそらく、巧く歌おうということを優先するばかりに、楽曲に完全に感情移入出来ていないのではないのかと思う。しかしこれは、これからの経験によって充分発展する可能性があるので気にする必要も無いかな。ということで、このプロジェクトがこれからもアルバムを制作することをフィーメール・ヴォーカル・フェチの一人として切に願う次第であります。
<追記>
聞き込んでいたら印象が変わってきました。結果、ハンナ嬢の少しフレンチ・ロリータの入ったヴォーカルに文句ありません。ジュリアンヌ・リーガン嬢に匹敵する声の持ち主です。いやー、非難めいたこと書いてすみません。私、彼女の歌声に最近メロメロです。
PINKERTON