Music Review U

[U2]All That You Can't Leave BehindALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND
U2
★★★

1997年にリリースされた「POP」に続くU2のフルレンスアルバム。

「アクトン・ベイビー」「ZOOROPA」「POP」と、サウンド面での冒険を続けてきたU2ですが、20世紀最後の年に出すこのアルバムでは、これまでの彼らの活動を統括するようなアルバムをリリースしてきました。

すでに大御所なって久しい彼らですが、今作ではその貫禄といいますか、余裕すら感じさせるような作品に仕上がっています。ぱっと見は緩いんですけど、締めるところは締めていると言いますか、甘さの中に辛みがあると言いますか。

曲の構造(ストラクチャー)も昔の作品のように割とスカスカしているんですが、近作で学んだ技術で隙間に薄くテクスチャーをはっているという感じがします。小技を効かせていると言った方が分かり易いでしょうか。

各曲で見ていくと、どれもかなり良く練られたメロディーで耳に残りやすくできています。エンターテイメントをもって良しとするなら、グレートなロックアルバムと言えます。

私がU2で一番好きなアルバムは、ファンやメディアの重圧から逃れようと錯綜し、自らを蠅男に例えては、愚かなロックスターを演じていた頃にリリースされた「ZOOROPA」なんで、このアルバムは嫌いじゃありませんが、それほど感じ入る物がありませんでした。

昔のU2が好きで、前作のようなアルバムは嫌いという人にはお奨めかも。

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[U2]POPPOP
U2
★★☆

トータル10枚目のフルレングス・アルバム。

つくづく、U2ってのは牧歌的な純真バンドと再確認したアルバム。そもそも、世界中で馬鹿売れした「THE JOSHA TREE」ってのは、キース・リチャーズあたりにブルースの良さを吹き込まれて感動し、それを追及して生まれた。そして「ZOOROPA」は、ギブスンのSF小説「ニューロマンサー」に感動して産れたアルバム。<90年代に入ってからCYBER PUNKに感化されるってのが、なんとも間抜け(笑)
で、今回はテクノ。うーん、いつも遅いんだよね、流行(なみ)に乗るのが。いきなりガバな展開したら驚いたけどね。
でも、彼等って新しい要素を取り入れて自分のスタイルに加工するのが巧い。だから、テクノな要素も違和感感じません。でも、新しい要素が色濃く出ているのは、冒頭の3曲。あとは割りとスタンダードな(最近の)U2ナンバーです。

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[underworld]Secondtoughest in the infantsSECONDTOUGHEST IN THE INFANTS
UNDERWORLD
★★★☆

96年に発売されたアンダーワールドの2ndアルバム。

ニューウェーブなテクノ・ロックと言ってみたりする。で、時々デヴィッド・シルヴィアンのソロ・アルバムなんかが連想され(特に2曲目の後半パート)、シンセのフレーズがR・フリップのサウンドスケープ(フリッパートロニクス) に聞こえてきたら、ベースはミック・カーンだった。って、俺は病気か?

でも、今挙げたアーティストの昨今の音楽性と比較していくと、それほど遠くない連想なんじゃないかな?ジャンセン・カーン・バルビエリあたりなら、明日にでも出しそうな音だったりする。そして、フリップはグリッド、FFWD、FSOLなどで、この種の音楽には首を突っ込んでするから、尚更。シルヴィアン?彼は幽幻(or耽美)な音楽に・・・。

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