Music Review G

[Garmarna]VengeanceVENGEANCE
GARMARNA
★★★★

スウェーデン出身のプログレッシブなトラッドバンド、ガルマルナの3rdアルバム。

セカンドアルバムを聴い際には同時に聞いたヘドニンガルナのサウンドの新奇さが際だち、ガルマルナのサウンドには古めかしいものを感じた。悪い意味ではなく、古典的なトラッドミュージックを現代でも継承しているバンドなのだとその時は思った(聞き返してみると、随所にモダンな要素がちりばめられているのが解るが)。しかし、この3枚目のアルバムはそのような思いを一気に吹き飛ばすほどモダン化している。大々的にエレクトロニカの要素が導入されているのだ。
下手にテクノロジーを導入すると、ろくでもない結果を生むことが多い。しかし、彼らは持ち味を殺すことなく高いレベルでトラッドと新しいテクノロジーを融合させている。のみならず、唯一無二のオリジナリティーへと昇華している。

中世以前のおどろおどろしい世界。夜は漆黒の闇を纏い、深い森は恵みを与えてくれると共に、畏怖の対象でも会った時代。このアルバムを聴いていると、そのような世界がモダンなサウンドと共に現出してくる。ちょっとやそっとでは真似のできない、オリジナリティのあるサウンドだ。本国のみならず、世界的に評価されるのが頷ける。とてもプログレッシブなバンドと言える。お薦めの出来るアルバムだ。

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[Garmarna]Gods MusiciansGods Musicians 主なるヴァイオリン弾き
GARMARNA
★★★

スウェーデン出身のトラッド・バンドの2ndアルバム。

同郷のヘドニンガルナが最先端の技術を使ってトラッド(伝統音楽)をモダン化しているのに対し、こちらはあくまで伝統の手法を用いることにこだわっています。しかし、そこはそれ現代のバンドでもありますので、古典の中にも新しさを感じることが出来ます。

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[geezre]black scienceblack science
geezer
★★★☆

読み方が解りにくいというレーベルからの注文によって、g//z/rからgeezerとバンド名を改め心機一転。ヴォーカルもFEAR FACTORYのバートン・C・ベルから新人クラーク・ブラウンへ変わっています。ちなみに2ndアルバム。

70,80年代に活躍したバンドのミュージシャンが、モダンなサウンドに取り組んでは失敗している。そんな中、元ブラック・サバスのギザー・バトラーは無理なくそれらのサウンドを自己流に昇華している。そして、カレッジチャートの上位にも食い込んでいるところを見ると、若者の受けも良いらしい。
しかし、50超えても未だ現役で、ミュージックシーンの最前線に立とうという意欲。そしてそれを実現してしまうギザー・バトラー、恐るべし。

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[Goldie]Saturnz ReturnSATURNZ RETURN
GOLDIE
★★★

度重なる延期の末、ようやく発売されたドラムン・ベース界のスポークスマン、GOLDIEの新譜。アルバムは2枚組で、1枚目には60分以上の長さを誇る大作「マザー」を収録しています。
今作を聴いてまず思い浮かべたのは、70年代末期のプログレ・シーン。新しい音楽の創作という本来のプログレッシブなムーブメントが一巡し、誇大化した概念だけが空回り。で、やたらと冗長なアルバムが濫発された時期。多くのバンドが、その時期の前後に失墜していった・・・。

さて今作の評価。
GOLDIEはドラムン・ベース界に未来を提示しようとしたのだろうか?あまりに大きく成りすぎた彼の名前とその評価は、彼にそうとう重いプレッシャーを与えたに違いない。結果出来上がってきた作品は、多くの期待に応えよとやたらと詰め込んだため、冗長以外のなにものでも無いものになっている。
一つのジャンルの未来にこだわるより、その音楽フォーマットを一つの素材と捉え、自分の曲作りのツールに一つであるぐらいに考えたほうが、面白い物が作れるだろう。たとえば、ルーク・ヴァイヴァート、トータス一派、SQUAREPUSHERなどが、その方向で動いている。彼等の思考は柔軟で、そこから生み出される音楽の方向性は多様だ。そういった自由な考え方からこそ、新しいものは産まれてくるのだと思う。

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[Gorky's Zygotic Mynci]TatayTATAY
GORKY'S ZYGOTIC MYNCI
★★★

ゴーキーズ・サイゴティック・マンキの2ndアルバム。

60年代の香り(ちょっと腐臭が入っている)漂うサイケデリックなバンド。演奏技術(奏法?)まで60年代を再現するという念の入れよう。驚くより先に、呆れます。
また、牧歌的な中に歪さが感じられ、そこに90年代を感じることができました。それが良いことなのかどうかは解りませんけれど・・・。

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[Green Day]WarningWARNING
GREEN DAY
★★☆

アメリカを代表するメロコアバンドGREEN DAYが20世紀の最後にリリースするフルレンスアルバム。

元々ポップな要素を持っていたとはいえ、今回のアルバムは驚き。まるでアメリカン・プレジデントのような明るいポップテイストなロック。歌詞の部分に悪ガキなテイストを残すも、大胆な変わり様。もはやメロコアとは呼べない内容で、文部省推薦的なまでに健康的な明るいメロディー。これをバンドの進歩ととるか、退化と取るかは微妙なところでしょう。アメリカン大衆向けロックの王道でも目指しているんでしょうかねぇ。

この作品で初めてGREEN DAYにふれる人には何の抵抗も無く聞き易い音楽として聞けるでしょうが、これまでの彼らの作品に接していて、パンクテイストにこだわる人は手を出さない方が良いかも。

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[The Grid]456Four Five Six <456>
THE GRID
VIRGIN(UK) / CDV2696
★★★☆

YMOやクラフトワークを聞かず、一人クイーン(隠れてアバ)を聞いていた私にとって、テクノは触れてはいけない禁断の領域でした。しかし、そんなことを言っていられなくなったのは、このアルバムがリリースされた92年前後のこと。長い眠りから目覚め、急に活発な活動を始めたロバート・フリップが、このジャンルの人達と盛んに交流を始め、アルバム制作に参加したのが原因でした。このアルバムも、彼が参加しているということが購入の理由です。

おそるおそる聞いてみると、全く問題はありません。恐れていた違和感も感じませんでした。フリップのギタープレイは想像以上に曲にはまっていますし、単調なリズムも慣れれば心地良いとすら感じます。
ライナーノーツを広げると、中には見知った名前が何人かいます。ヴォーカルとしてZODIACマインドワープ、バッキング・ヴォーカルには大御所PP・アーノルドまでいます。これなら違和感無く聞けるはずだと、納得しました。
そして、このアルバムが切っ掛けになり、テクノ&ハウスへの興味が湧いてきた次第です。

これ以降、ますます聞かず嫌いを悔い改めるようになりました。偏見からは何も始まりません。まずは一歩進んでみようという姿勢が、面白いものを発見する第一歩であると痛感する出会いでした。

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[The Grid]Music for DancingMUSIC FOR DANCING
THE GRID
★★★

R・フリップも何度か参加したことで有名なテクノ・ユニットの新作。内容は既発曲のリミックス集。

タイトル通り、踊る為に作られたアルバム。個人的にディスコは嫌いなので、あまり感心が湧かないというのが正直なところ。とはいえ、テクノ入門者にも聞き易く、ノリノリなサウンドは車内でのBGMに最適では?

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Bradnew
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