メインの次はサーバ
メインPCの中身を換装したので、余ったパーツをサーバとして使っているサブPCに流用しようと考えた。
余ったパーツはCPU(Athlon64x2 4200+ Socket939)、マザーボード(Asus A8V Socket939)、メモリー(DDR1Gx2)。ビデオカードでAGPが3枚(Radeon9600x2、GeForce FX 5200x1)となる。
サーバ用PCということで、基本的に省電力を目指したい。そこで、省電力の要であるCool'n'Quietが安定動作していなかったマザーボード(A8V)は使わないことにした。となると、代価のマザーを捜さないといけない。だが、939ソケットのマザーボードの新品はほとんど市場に流れていない。少し不安も残るが、ここはYahoo!オークションで見繕うことにした。が、なかなかこれといったものが見つからない。アホか?と思うような高価格を付けた商品が多いのだ。まぁ、急ぐことでもないので、気長に探すことにした。
写真で確認出来る限りでは状態の良さそうなもの(コンデンサーの液漏れなどが無いか)の中から低価格な商品には何度か入札を試みるのだが、なかなか落札できない(中古のマザーボードに5千円以上つぎ込む神経が分からない)。そんなことを何度か繰り返す内に、動作確認は出来ていないが、状態の良さそうなAsusのA8N-Eを2千円ほどで入札が出来た(送料で+800円)。が、基盤のみで備品は無いため、別途バックパネル(IOパネル)をオークションで落とすことになった(送料込みで880円)。マザーボードのバックパネルは割と特殊な配置であることが多いので、サプライ品として売られているものはなかなか使えないのだ…。
届いたマザーボードを確認すると、チップセットファンがオリジナルのものから、いまは無き高速電脳オリジナル(Zalmanのヒートシンクにファンを付けたもの)に交換されていた。五月蠅いと悪名高いオリジナルからの換装で本来うれしいことなのだが、グラグラと動き安定性が悪く、密着度も良くない。そこで、AinexのチップセットファンCB-3845BLを購入(980円)した(ファンが横向きのサイドフローから下向きのトップフローに)。また、チップセットにビデオ機能は無く、スロットもPCIeなので、別途用意する必要があった。これはたまたまビデオカードを交換して余ったもの(Radeon x1300)を友人から頂いた(ありがとう!)。
パーツも揃ったし、さぁ組み替えるかなと思ったが、現在サーバで利用している電源はかなり古くなっていることを思い出した(5年以上使っている気がする)。そこで、たまたまSofmapの通販で投げ売りしていたScyheの超力SCPCR-400(\3,980)を発見。これまた偶然に千円以上は送料無料キャンペーン中だったので迷わず発注した。この電源はメインPCで使っている玄人志向のKRPW-V560wと同じEnhance製の電源で、このモデルはコンデンサに日本製の105℃品を採用し、もちろんActivePFC(力率改善回路)機能を搭載で80PLUSを取得している。400wタイプは最近生産中止になったため、それを受けての投げ売り販売なのだろうが、他では8千円前後で売られているため、Sofmapの販売価格の異常なまでの安さは際立っている(実際、すぐに完売となった)。
そういや、初nvidia製チップセット
パーツが一通り揃ったので組み立てを開始した。まずはチップセットファンを取り外す。プッシュピンによる固定なので、マザーボードの背面に突き出た開いたピン先をラジオペンチなどで閉じながら押し出す。外した後は、チップ上のシリコングリスをざっと拭い、更に無水エタノールを含ませたティッシュで綺麗拭き取る。エタノールが揮発したらグリスをチップのコアに薄く塗りチップセットファンを乗せてピンを固定。しっかりと固定されていることを確認し、次は同じことをCPUとCPUファンに行う。メモリーとビデオカードをマザーボードに挿し、電源ボックスとマザーを繋ぐ。基板上のLEDランプが点灯し、通電を確認。キーボードとモニターを繋いでの最低動作環境で起動するか確認する。メインPCのマザーボードのように基板上に電源スイッチは無いので、ドライバーで起動スイッチのコネクターをショートさせる。BIOSの起動を確認し、とりあえず基盤が死んでいないことは確認出来た。
サーバPCの方はすでに必要なファイルのバックアップは済んでいるので、ケースからマザーボードと電源を外し、新しいものに換装。一応、AsusからPDF化されたマニュアルを落としておいたが、基板上のシルクパターンがわかりやすいのでこれを開くこともなく作業完了。
良い機会なのでWindows 7でも
これまでサーバで使っていたOSはWindows XP Professional SP3。メインPCと異なり、このPCならば利用するアプリも限られている。基本はファイルサーバなので、OSも安定しているものならばなんでも良い。ということで、Windows 7 RC版を入れてみることにした。仮装PCではβ、RC共に何度か入れてみたことはあるが、実PCでは初めてのインストールとなる。
枯れたパーツ構成ということもあり、Windows 7のインストールは30分程度であっさりと終わる。主要パーツの認識とドライバーの組み込みは自動で行われ、OS側で用意されていなかったオンボードサウンド用のドライバーはWindowsupdateで自動的に組み込まれた。それでも組み込まれなかった玄人志向のUltraata133raidは、採用しているSilicon Imageのチップ用ドライバーを、BuffaloのTVチューナーPC-MV5DXにはサイトで公開されている一番新しいドライバーを入れることで使えるようになった。
MV5DXはOS付属のWindows Media Centerで利用すること出来た。しかし、TV放送は常にタイムシフト再生となり、リアルタイム再生は使えず、細かい設定も出来ない。使い勝手自体は良さそうなのだが制約も多い。とりわけ、このチューナーはPS2を繋げて使うということもあるので、リアルタイム再生出来ないのは辛い。よって、サーバ機から外し、XPで運用しているメインPCに挿し換えた。
仮想PCでは利用出来なかったAeroも今回は有効となり、タスクバー上で起動中アプリのアイコンにマウスポイントを乗せるとサムネイルが表示される。また、各ウィンドウ共に外枠が半透明化される。
マザーボードをA8V(チップセットがVIA K8T800Pro+VT8237)からA8N-E(チップセットはnVidia nForce4 Ultra)に換えたので、これまでは不安定で使えなかったCool'n'Quiet機能を試してみる。すると、問題なく動作する。どんなに負荷をかけてもOSが固まると言うことは無い(試したOSが異なりはするが)。このままこの機能を使っても良いのだが、ファイルサーバ用でCPUパワーも必要が無いので、デフォルトの設定より省電力にして運用したい。そこで、CrystalCPUIDという前回ご紹介したK10STATのようなソフトを使った。
PhenomIIは各コア毎に0~3まで4段階に速度を変えるが、Athlon64は3段階で、各コアのクロックは連動して変化する。今回は省電力を目指すので、最低クロックは限界値の1000Mhzで電圧は1.1v(どうも、これ以上下がらないようだ)、Highは1.8Ghzで1.125v、Midは1.6Ghzで電圧は1.1vとした。これで、かなり電力消費と発熱が抑えられるだろう。
作業を終えて気がついたが、nVidiaのチップセットを自分の利用するPCで扱うのは初めてだ。チップセットが発熱するという問題をのぞけば、VIAチップセットのA8Vより安定しつつ高機能(SATAも2で3G使えるし)で良い感じだ。(nForce4は電源とメモリーで相性問題があるようだが、私の環境ではナンのトラブルも発生しなかった。)
Windows 7の使い心地
仮想PCで試しはしていたのである程度の感触は掴めていたが、実PCにインストールしてAeroが使えるようになり、画面描写まわりの制約が無くなると、体感速度はかなり上がる。だが、使い勝手がXPと比較して向上するかというと、これは微妙だ。新しくなったタスクバーは文字列の表記がなくアイコンのみになり、サムネイル(Aeroが無効の場合はテキスト)を使って起動中のものを表示するのだが、アイコンの出来が微妙(ソフトの内容が視覚的に理解出来るように表現できていない)だと、なにがなんだがよく分からない。
今回利用しているWindows 7 RCはUltimateバージョンなので、Windows Media Centerが搭載されているので、試してみた(Platinumにも収録)。これは民生のAV家電のようなインターフェイスを持ったマルチメディアプレイヤー。液晶TVに繋げ、フルスクリーン表示でのリモコン操作をいった状況を想定してデザインされたインターフェイス。利用している東芝のミュージックプレイヤーGigabeatがOSとしてWindows Mobile Portable Media Centerを採用しているので、私には馴染みやすいインターフェイスだった。
また、今まで通りにWindows Media Playerも付属してる。再生するメディアに合わせて最適なフェイスで表示してくれるようになり、使い勝手はかなり向上。
音楽ファイルは指定されたアルバムジャケットがあれば、それを背景に起動。音楽、動画のインターフェイス部分はともに一定時間操作が無いと引っ込む仕様。これだけで、かなり操作性は上がっているのだが、加えて起動時間が恐ろしく早い(おそらくシステムの一部として、OS起動時に内部で起動しているのだろう)。更に、大概の動画コーデック(Mpeg系、DIVX、XVIDの再生は確認)と、動画コンテナ(AVI、WMV、MP4)の再生を最初からサポートしている(MKVには対応していないことを確認。これの再生にはMKV Spliterなどの導入が必要になるだろう)。再生コーデックのCPU負荷やビデオカードのハードウェア再生にどこまで対応しているかは調べていないが、Windows 7搭載PCを買う場合には、デフォルトのままで大半のメディアに対応出来るだろう(対応していないコーデックもメジャーになればUpdateで組み込まれると思われる。)
以上のように、メディアプレイヤーとしてはXPとは比べものにならないほど充実した環境が整えられている。これだけでも導入の目的に出来るほどだ。しかし、Windows 7は私にとって致命的な欠陥を持つ。それは、ネットワーク周りのことだ。VISTAから、MTUとRWINの値はOS側で常時、自動的に最適な数値になるように制御されるようになった。LAN内でのファイル転送時には、快適に運用出来ていたので問題は無いと思われた。しかし、起動しているFTPサーバ(NekosogiFTPD)へ、インターネット経由でファイルをやり取りしようとすると、信じがたいほど遅くなる。OCNのFTTHを利用した相手とのやりとりで、通常、30Mbps以上は余裕で出ていたにも関わらず、8Mbps程度にまで落ち込んでしまうのだ。ADSL相手でも悪くなっている。この現象はVistaでも起きているようで、解決は面倒そうだ。ということで、7の試用はここまでとし、XPに入れ直すこととした…。
XPもデフォの状態では速度が出ない。MTU、RWINはEditMTUなどのツールを使うことで、簡単に変更することができる。インターネットの回線速度に不満をお持ちの方は、一度試してみるといいだろう。
※ 追記
VistaからMTUの値は自動で制御されるようになったが、これが日本国内の高速な回線だと基準値が低いのか、XPと比較して大幅な減速となる。そこで、以下の対処を行うと、症状が改善される可能性がある。(後日、改めて解説するが、メインPCに入れたWindows7(x64版)では、この方法でXP以上に高速化された。)
スタートメニュー>「すべてのプログラム」>「アクセサリー」>「コマンドプロンプト」と進み、「コマンドプロンプト」を右クリックでメニューを出し、「管理者として実行」を選択。コマンド入力画面が立ち上がるので、以下のコマンドを入力。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted
これで、基準値が少し大きくなる。元に戻す場合には、
netsh interface tcp set global autotuninglevel=normal
「設定値」は他にもあり、
disabled:自動設定の無効し、RWINは65536byteに固定
restricted:基準値を大きくするが、一部、制限があるよう
experimental:基準値をかなり大きくするようだが、実験的で、Webブラウジングなどには不向き。
| CPU | AMD Phenom II 720BE (x3,2.8GHz,L2:512Kbx3,L3:6Mb) |
|---|---|
| Mother Board | Foxconn A7DA-S(AMD790GX+SB750) |
| Memory | DDR2 PC6400 4G(2G+2G) |
| Video | AMD Radeon HD4670(512M) |
| Capture | Buffalo MV5DX/PCI Canopus MTU-2400F (USB) |
| HDD | WesternDigital WD3200AAKS(S-ATA2,320G) WesternDigital WD500AAKS(S-ATA2,500G) Hitachi 7K250 HDS722512VLAT20(IDE,120G) WesternDigital WD2500JB(IDE,250G) WesternDigital WD10EADS(S-ATA,1T) |
| DVD±RW | Optiarc AD-7170S-BK(S-ATA) |
| Sound | On Board(Realtek ALC888GR) |
| ATA | Promise Ultra133 TX2 |
| ether | On Board Broadcom BCM5784(1000BASE-T) |
| 本体ケース | Sunbeamtech Freezing Storm-BK |
| Power | 玄人志向 KRPW-V560W(560w) |
| Keyboard | Filco FKB91JP |
| Trackball | Logitech TrackMan Wheel |
| ルーター | Aterm BL170HV |
| スキャナー | Canon N656U(600dpi) |
| Monitor | Green House GH-JEF223SHB(22" WSXGA+,HDMI) + DN-ARM192(モニターアーム) |
| OS | WindowsXP Professional SP3 |
| CPU | AMD Athlon64 x2 4200+(2.2GHz) |
|---|---|
| Mother Board | Asus A8N-E(nVidia nForce4 Ultra) |
| Memory | DDR1 2G(1G+1G) |
| Video | AMD Radeon x1300 |
| HDD | 日立 HDS721680(IDE,80G) 日立 HDS72808(IDE,80G) WesternDigital WD10EADS(S-ATA,1T) Maxtor 4R120L0(IDE,120G) |
| DVD±RW | Optiarc AD-7170S-BK(IDE) |
| Sound | on Board |
| ATA | 玄人志向 ATA133RAIDPCI |
| ether | INTEL PRO1000MT(1000BASE-T) |
| 本体ケース | Celsus WN-600BK |
| Power | Scythe 超力 SCPCR-400(400W) |
| Keyboard | NEC CMQ-5C03L B |
| Trackball | Logitech TrackMan Wheel |
| Monitor | e-yama 19AC1 |
| OS | Windows7 RC |
| CPU | Pentium4 3.2Ghz(Northwood) |
|---|---|
| ベアボーン | Windy Tipo800i AP |
| Mother Board | A-OPEN UX4SG-1394(i865G) |
| Memory | 1G(512M+512M) |
| Video | ATI Radeon9550(128M) |
| Capture | SK-NET MonsterTV HDUS |
| HDD | Segate 200G(IDE) |
| DVD±RW | NEC ND-3520A(Rx16,RWx8) |
| Sound | on Board |
| ether | on Board(Broadcom BCM5702(1000BASE-T)) |
| Keyboard | Filco FKB91JP |
| Trackball | Logitech TrackMan Wheel |
| Monitor | e-yama 19AC1 |
| OS | WindowsXP Home SP3 |

















