CPU切り替え機って?
前回CPU切り替え機導入を決意した後、色々と情報の収集に努めた。と、その前にCPU切り替え機とはなに?って人もいるかと思うので簡単に説明すると、一組のキーボード(Keyboard)、モニター(Video)、マウス(Mouse)で、複数台のパソコンを切り替えて使うためのセレクターということになる。それぞれの頭文字を取って、KVMスイッチなんて呼ぶこともある(以後、KVMスイッチで表記を統一します)。さてこのKVMスイッチ、結構高い。なぜ高いのかというと、それは物理的にハードウェアを単純に切り替えたるだけではなく、常に接続された全てのPCにキーボード、モニター、マウスが接続されているように認識させるため、それぞれの機能をエミュレートする機能を持っているからだ(物理的に切り替えるだけの安価な製品もあり、USBでキーボード、マウスを切り替える機械はこのタイプが多い)。このエミュレートする部分とモニター入力の画質がこの製品の胆で、画質は高品位なパーツと回路設計でなんとかなるが、エミュレート部分は製造メーカー各社の経験と技術力が問われるところになってくる。
さて、どれを買ったら良いのやら?
何を買ったら良いのか悩む前に、必要な機能を考えてみた。列記すると以下のようになる。
- アナログ出力でUXGA(1600x1200)に対応している。
- USBキーボードの切り替えに対応している。
- 5ボタントラックボールの機能が全て使える。
- 入力は最低でも2系統、出来れば3系統。
- PCの切り替えはキーボード上から出来る。
1はなにより重要だ、画質が落ちてしまってはもともこもない。これを落とさないようにするためには画質に定評のあるKVMスイッチと、高品位なケーブルを使うことが大事になるだろう。2に関しては現在使っているキーボードがダイヤテック(FILCO)のFKB-91JUで、このキーボードの特殊なタッチに馴れてしまったので、他を使いたくない。USB切り替え機能付きのものを選択することにしたい。3に関しては2と被るわけになるが、これを単純に実現するにはUSBを単純なハードウェア切り替え式にして、切り替えるたびに選択したPCがUSBを認識して使えるようにすれば良い。問題は、切り替えてからPCがUSBを認識して使えるようになるまで数秒のタイムラグが発生することだ。これは頻繁に切り替えるわけでもないだろうから許容範囲だろう。4、5に関しては特に述べることもない。
さて、ネットでKVMスイッチを検索していると、この種の製品の最大手は台湾のATEN(日本法人)ということになる。日本のプラットホームと組んで試行錯誤を繰り返しながら商品開発をしてきたという経緯もあり、その製品の出来は良い。国内メーカーのKVMスイッチはここのOEM供給品が多かったりもする(エレコムやコレガなど)。しかし、この会社の製品は少し高い。そこで更に検索を行うと十条電子の「PCすいっちなDX」という製品の評判が良いことを知った。商品写真を見るとどこかで見たことがある。そう、これは今は亡き周辺機器メーカーCOMPALが出していた商品じゃないですか。懐かしさもあり、製品発売から時間も経っていることで、商品としても枯れているだろうと考えて購入を決定。その辺では売っていないので、メーカー直販にて購入しました。
希望、挫折、妥協、、、そして更なる出費

届いたKVMスイッチを早速システムに組み込んだ。レイアウトは上図の通りとなる。
しかし、この状態ではUSB接続のキーボードを全く認識しなかった。このキーボードはUSBポートを2つ備え、USBハブ機能も持ち合わせている。USBではケーブルを通しての電源供給機能を持たせているため、USB機器とPC本体が直付けでないと、電力不足ということで認識しないと言うことが良くある。この場合、ACアダプターなどで電源を別途取得するタイプのハブなどを途中にかますと上手くいくことが多い。そこで、キーボードとKVMスイッチの間にハブを入れることにした。

USBハブを入れることでキーボードを認識することは出来た。しかし、起動時にキーボードが刺さっていないと言うことで、BIOSの設定を弄らなくてはいけない。そこで、KVMスイッチのエミュレート機能を活用すべく、KVMスイッチのPS2キーボード端子とPCのPS2キーボード端子をケーブルで繋いだ。また、トラックボールをUSBからPS2接続に切り替えた。こうすることで切り替え時に即使うことが出来るようになる。そして3台を1組みのキーボードとマウス、2台のモニターで切り替えるのは混乱するので、1台は切り分けることにした。
しかし、これでも巧くいくことはなかった。USBキーボードの切り替え時に数秒待たされるのは許容範囲だが、切り替えた後に入力を受け付けなかったり反応が鈍ったりと、挙動がおかしい。トラックボールも起動時には5ボタン使えるのだが、切り替えると左右両端の2ボタンが効かなくなり、ただのホイール付き3ボタンと化してしまう。そこで更に下図のような構成に変えることになった。

一見して分かると思うが、KVMスイッチでの接続からUSB全廃である。キーボードは気に入っていたフィルコのUSB接続のキーボードから、同社製のPS/2接続タイプFKB-91JPに買い換えた。見た目はそっくりなキーボードなのだが、キースイッチの構造が異なるためにそのタッチはは全くの別物となってしまった。カーソルキー上の編集キーの配置も微妙に異なり、違和感をかなり感じることになった。
で、結果はどうなったかというと、これでほぼ問題は解決した。キーボードやマウスの挙動が稀におかしくなったりするのだが、再度切り替えをやり直すと問題は無くなる。PS/2接続のキーボードにしたことで、キーボードの操作から切り替えることも出来、またその切り替えにかかる時間は一瞬だ。ただ、キーボードから切り替える際には、CTRL+SHIFT+ALTを同時に押し、その後、切り替え先のPCの番号を二桁で入力して選択(01や02など)、最後にESCキーを押して入力可能となるのだが、最後のESCで問題が出てくる。ESCキーを押すことで作業を終了する設計をしたアプリケーションソフトというものが結構多い。よって、切り替えを行うとその先のPCで行っていた作業が中断されてしまうということになる。実に使い勝手が悪い。製作した会社はこの辺をあまり考えなかったのだろうか?ScrollLockキーなど、まず使わないキーにすれば回避出来る問題だと思うのだが、、、
モニターの最適な解像度は?
入力に関する問題はほぼ解決したが、今度は出力で問題が出てきた。さすがにUXGAでKVMスイッチを通すと、画質が劣化してしまう。フォーカスがどうしても甘くなってしまうのだ。そこで、前々から19”のCRTモニターにてUXGAは辛いと思っていたので、解像度を下げてみることにした。しかし、Radeonの純正ドライバーではUXGAの下が、SXGA(1280x1024)となり、これでは小さすぎる。希望はSXGA+(1400x1050)あたりだ。ATIのドライバーをカスタマイズして配布しているOmegaのドライバーがこれに対応しているので、導入してみた。

上の画像は一目でサイズの違いが分かるように、それぞれの解像度のデスクトップを右上詰めにして重ねて表示してみた(境界が分かり易いように赤い枠線も)。UXGAの表示領域の広さが際だっている。これだけ表示領域が広いと、ウインドウを多く開いても使い勝手が良い。Photoshopのようにいくつもウインドウが開くタイプのアプリケーションにも有利だ。しかし、繰り返しになるが、このサイズで使うと焦点がぼけてしまう。Omegaのドライバーでは1520x1140というイレギュラーな解像度も選べるが、キューブで利用しているINTELチップセット内蔵のオンボードビデオ用ドライバーのほうが対応してくれない。切り替える度に解像度が変わるのも違和感があるので、ここは統一しておきたい。ということで予定通りにSXGA+(1400x1050)と言う解像度に落ち着いた。
まだ暴走は続くが、、、
かなり試行錯誤を繰り返した今回の新PC導入による環境再構築。しかし、一度外れた箍はそうすぐに元には戻らない。暴走は現在進行形でまだまだ続く。取りあえずはキャプチャー機器を購入してしまった。キューブ用である。当初はPCIカードタイプを買おうと思っていたが、キューブにカードを挿すとケース内部の空気循環が悪くなるという。背の低いロープロファイルなカードも考えたが、画質の面から踏ん切りが付かない。そこで、USB接続のキャプチャー機器を購入した。
| CPU | Pentium4c 1.6Ghz |
|---|---|
| Mother Board | Elite P4IBAS |
| Memory | 768M(128+128+512) |
| Video | ATI Radeon9600 (128M) |
| Capture | Buffalo MV5DX/PCI |
| HDD | Segate 80G(IDE) IBM 120G(IDE) Segate 160G(IDE) |
| DVD-RW | TEAC(Rx4,RWx2) |
| Sound | Creative Vibra128 |
| ATA | Promise Ultra133 TX2 |
| ether | INTEL Pro/1000 MT Desktop Adapter(1000BASE-T) |
| FDD | TEAC 2mode |
| 本体ケース | TT-600 |
| Keyboard | Filco FKB91JP |
| Trackball | Logitech TrackMan Wheel |
| ルーター | BLR3-TX4 |
| タブレット | WACOM ArtPadⅡ |
| スキャナー | Canon N656U(600dpi) Canon D1230U(1200dpi) |
| Monitor | Nanao Flex Scan T731 |
| OS | WindowsXP Professional SP2 |
| CPU | AMD AthlonXP 2500+ |
|---|---|
| Mother Board | IWill K7S3-N |
| Memory | 1G(512+512) |
| Video | ATI Radeon9600(128M) |
| Capture | NEC SmartVision HG/V |
| HDD | Fujitu 40G(IDE) IBM 80G(IDE) WesternDigital 250G(IDE) Maxtor 120G(IDE) |
| CD-RW | Plextor PX-W1610TA/BS |
| Sound | on Board(Realtek ALC650) |
| ATA | 玄人志向 ATA133RAIDPCI |
| ether | Greenhouse GH-ELG32B(BCM5705WKFB(100BASE-T)) |
| 本体ケース | Celsus WN-600BK |
| Power | Nextwave Silent King2 HK400-13BP-2(400W) |
| Keyboard | NEC CMQ-5C03L B |
| Trackball | Logitech TrackMan Wheel |
| Printer | CANON LBP-1110 Canon LBP-5220 |
| Monitor | e-yama 19AC1 |
| OS | Windows2000 SP4 |
| CPU | Intel CeleronD 2.66Ghz |
|---|---|
| ベアボーン | Windy Tipo800i AP |
| Mother Board | A-OPEN UX4SG-1394(i865G) |
| Memory | 1G(512+512) |
| Video | ATI Radeon9550(128M) |
| Capture | Canopus MTU-2400F |
| HDD | Segate 200G(IDE) |
| DVD±RW | NEC ND-3520A(Rx16,RWx8) |
| Sound | on Board |
| ether | on Board(Broadcom BCM5702(1000BASE-T)) |
| Keyboard | Filco FKB91JP |
| Trackball | Logitech TrackMan Wheel |
| Monitor | Nanao Flex Scan T731 |
| OS | WindowsXP Home SP2 |
