トラックボーラー

私とトラックボール

私とトラックボールとのつき合いはWindows95の発売前後からになるだろうか。もう、記憶も定かではない昔のことだ(単なる健忘症ともいう)。マウスでの操作に不満を持っていたわけではなかったけれど、光学認識によりメンテナンスフリーという売り文句に未来的なものを感じ、つい手を出してしまった。Logitech製(日本ではlogicool)の3ボタン式トラックボールがそれだ。使い始めてすぐにその操作感の虜となり、それ以降マシンが増える度にトラックボールを買い足し、今ではデスクの上に3つのトラックボールが並んでいる。(個人所有のトラックボールは4つ)

Trackball Trackball Trackball
現役のトラックボールを3種並べてみました。左からロジテック、サンワサプライ、Microsoftとなってます。

トラックボール(光学式)の利点

  • 容易なメンテナンス
    先にも述べたメンテナンスフリーとは実は真っ赤な嘘。ボールを支える3カ所の支柱に埃がたまるとボールの回転が鈍り、使い勝手が著しく悪くなる。そこで、ボールを取り出しでは埃を取るということをやらなくてはいけない。しかし、これ以前のトラックボールや非光学式のマウスはローラー部分にまとわりついた埃などを取らないといけないわけで、これに比べると格段にメンテナンスは楽。しかし、光学マウスではボールも無いわけで完全にメンテナンスフリーなわけだが…。

  • 設置面積の狭さ
    M$の製品のように最近では大型化しているトラックボールだが、それでもマウスに比べると利用に必要な面積は狭い。マウスだと利用するには最低でも20cm×15cm程度は確保しないといけないけれど、トラックボールは本体が置けるスペースがあれば良い。これと省スペースキーボードを併用すると、狭いデスクも広々と使えたりする。

  • 利用者の少なさ
    とにかくみんなとは違うことをしたいという人は、トラックボーラーになるしかない。なにしろ利用者が少ない。トラックボール・エヴァンゲリストとして日夜布教を行い信者を増やしているけれど、その利用者はマウスに対して圧倒的に少ない。とりあえず購入したパソコンに付属してきたものを使うという人が多いから仕方のないことなのだけれど、自作ユーザーでもトラックボーラーは一握りでしかない。それは、いざトラックボールを購入しようと思っても売っていなかったり、マウスに対して圧倒的に品種が少なく選択肢がほとんどないということも影響している。

トラックボールの欠点

  • 上記の利点である利用者の少なさは、そのまま欠点になる。利用していてトラブルはまず無いけれど、何かあったときに相談出来る人が周りにまずいない。
  • 利用者の少なさは市場が小さいということであり、量産効果がないわけで価格が高い。特に光学式の値段は高く、1万円前後が当たり前だ。しかし最近はM$が6、7千円で商品をリリースしたので、全体的に少しは価格は下がっている。それでも千円前後売られている光学マウスの存在を考えると高い。(構造の違いから価格の高さ仕方ないことでもあるが、友人からロジテック製のトラックボールの原価率と利率の関係、さらに値引き販売を禁止する縛りの話を聞き、憤りを感じることもある。)

第三勢力

STINGRAY STINGRAY
筐体のカラーはガンメタリック。ホイールは発行していないときには乳白色。

光学式のトラックボールというとこれまではロジテックの独壇場であったわけだけれど、昨年からM$帝国が参入し、その市場は俄に活気づき始めた。そして、ここに新たなる勢力が参入してきた。それはサプライ品を主に供給するサンワサプライであり、その先陣を切るのはコードネームSTINGRAYと呼ばれるトラックボールである。定価こそ6480円とM$製品並だけれど、実売価格は4千円台となる。

STINGREY STINGREY
見た目は悪く無く、使い勝手もよさそうなのだが…

新人の実力

STINGRAY(アカエイ)というコードネームを持つようにその筐体はエイを彷彿とさせる。大きさはM$の物に近いが、ボール位置などはロジテックのものに近い。ボールのサイズは大きいと感じていたM$のものよりさらに一回りは大きい。そして、大きいということは決して使い勝手の向上には向かわず、マウスポイントを動かす際の親指の動きが大きくなってしまい、かえって使いにくくなってしまう。また、M$やロジテックのボールは移動距離を算出する際にボールに印刷されたパターンを利用するわけだが、このサンワサプライのトラックボールではボールの表面に微細でランダムな斑模様の凹凸を持つように加工し、それを認識することでこれを実現している(勿論、ボールの表面は透明のプラスティックでコーティングされており、実際のボールの表面に凹凸は無い)。そして、このランダムなパターンが曲者となっている。等距離の間隔で印刷されたパターンを認識する場合、ボールを高速で転がしても、かなりの精度でその動作に追従するのだけれど、ランダムな斑模様というどこをとっても等距離にないパターンの場合、ボールを高速で動かすとマウスポイントの動作は突然変な場所に現れたりと、その挙動は不安定なものになってしまう。事務処理などの処理では問題無いのだけれど、ゲームなどでの利用にはおよそ向かない仕様と言える。

Stingrey Trackball Stingrey
斑になっている模様は分からないかもしれないけれど、固定パターンが印刷されていないことはおわかりになるだろう。 M$のものより大きいとは。予想もしていなかった罠。一番右のロジテックが一番転がし易かったりする。 無駄に凝ったギミック。こんなところより、使い勝手の向上を目指して欲しいものだ。

また、このトラックボールオリジナルのギミックとして、ホイールとロゴが青色LEDで光るというものがある。あきれるほど無駄な機能だが、一応記載してみた(設定でOFFには出来る)。

ホイール
役に立たないことこの上なし

ホイールが出たことで、これのことについて少し書いておく。ホイールを転がす感触はロジテックの物に近い。つまり、M$などの物に比べると重い。他のマウスやトラックボールと同じく、ホイール自体が第3のボタンにもなっているが、このボタンは堅めのロジテックのものより更に堅い。つまり、かなり押しづらい。また、ロジテック製品のWebホイールのように、付属のドライバーをインストールすることでこの第3ボタンに複数の(決められた)機能を与えることが出来るが、その割り当てられた機能の使い勝手がいまいちで使えない。ウインドウを閉じるや、スタートボタンの位置に飛ぶなんてわざわざホイール呼び出して使うわけがない…。ここは素直にダブルクリックを割り当てるべきなのだが、このスイッチが堅いため、これを押す際に他のボタンも押してしまうというトラップが…。

ロジテックとM$の製品を参考にし、わざわざその中間的なスタイルを採用したのでは?と勘ぐりたくなるような新鮮味の全くないこのトラックボールデザインだが、前者の性能面は全く真似が出来ていない。ロジテックの感度の良さには勿論、いまいちのM$にすら負けている。細部の作り込みはとにかくお粗末。このへんのヘタレ具合は、実にサンワサプライならではと言えるかもしれない…。

理想のトラックボールとは?

淡い期待を込めて購入したサンワサプライのトラックボールだが、見事玉砕してしまった。しかし、こんなことでめげる私ではない。また、新たなるトラックボール(光学式で、親指操作限定)が現れたら、相手をするつもりだ。

しかし、実は頭の中には理想とするトラックボールがある。それは、現在使用しているロジテックのトラックボールに更にボタンを2つ、ないし1つ付加したものである。ロジテックのトラックボールのデザインは実に計算されていて、長時間使用していても疲れると言うことがない。そして、M$のトラックボールで使い慣れた2ボタン+ホイール(第3ボタン兼用)+2ボタンという構成で、付加された2つのボタンにはブラウザーの進むと戻るに割り当てているわけだが、これが実に使い勝手が良い。戻るだけでも十分なので、ロジテックのトラックボールにボタンが一つ加わるだけで、私は幸せになれるのだ(ホイールの堅さはM$が回しやすくて良いので、そちらで)。ロジテックはM$にジリジリとシェアを奪われているわけだから、起死回生も兼ねてこのトラックボールを出してくれないだろうか?保存用と併せて2つは買うのだが…(価格は安めでお願いしたい)。

メインマシン構成
CPU Pentium4c 1.6Ghz
Mother Board Elite P4IBAS
Memory 384M(128+128+128)
Video ATI Radeon7200
HDD Fujitu 40G(IDE)
Maxtor 40G(IDE)
CD-RW Plextor PX-W1610TA/BS
CD-ROM TEAC(ATAPI,x32)
Sound Creative Vibra128
ether PLANET FNW-9700-T
FDD TEAC 2mode
本体ケース TT-600(フルタワー)
Power TORICA PW-370NDF(370W)
Keyboard IBM Rapid Access Keyboard
ルーター BLR3-TX4
Monitor 飯山電気 MT-8617
OS WindowsXP

サブマシン構成
CPU Intel Celeron1.1G
Mother Board Abit BH6
Memory 256M(128+128)
Video Diamond STEALTH3 Xtreme(Savage4)
HDD IBM DCAS-34330(4.3G、U-SCSI)
IBM DAQA-32160(2.1G)*2
CD-ROM プレクスター PX-20TSI/TO(SCSI、20倍速)
CD-R Teac CD-R 58S(SCSI,Rx8)
Sound Creative Sound BlasterAWE32
SCSI IOI IOI-9200DUW(UW,2ch)
ether Telecom Dec21140F搭載カード
MO メルコ MOS-E230S(EPSON製ドライブ)
FDD TOMCAT PC-FD35M・3B
本体ケース TQ-700mk-II
Keyboard KINESIS MAXIM KB200PC
タブレット WACOM ArtPadⅡ
スキャナー Canon N656U(600dpi)
ルーター MN128SOHO/DSU
Printer CANON LBP-220Pro
Monitor 飯山電気 MT-8617
OS Windows2000

 
Information
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