Think Difference

理想と現実

一般用途でのコンピューター=Windowsという図式が当たり前のようになった現在でも、非主流派の流れはある。それは伏流水のように人目にはつかないのだけれど、しばしば奔流のように表に現れ出てはその健在ぶりをアピールする。たとえその存在理由が薄れかけていたとしても…。

宗旨替え?

ついに買ってしまいました。何をって?アレですよ。アレ。アメリカンな食べ物みたいな名前で、林檎が目印のアレですよ。お洒落なコンピュータの代名詞的に言われているアレですって。

ええっ、そう。マックです。APPLE社の提供するパソコン&OS、マッキントッシュです。英国なお菓子でもありません。<ちょっとしつこい

私のことを良く知る人たちはこれを大変驚くと共に、何かあったのかと心配してくれます。何故って?それは私はいつもマックのことを、そして目的も無いのにマックを使うマッカーのことを口汚く罵っていることを良く知っているからです。そう、私は自他共に認めるアンチ・マッカーだったのです。

嫌いになった理由(わけ)

元々、マッキントッシュが嫌いだったわけではありません。マック1台の価格が小型車1台分であった時には、羨望の眼差しで筐体に見とれたものですし、APPLE社とのつき合いは古く、祖父の持っていたApple][では良く遊ばせてもらったものです。初代ファミコンのような画面でしたが、Wizardry、Ultima、Aztec、チョップリフター、etc..このマシンでPCゲームの面白さに開眼したようなものです。そして、Appleの創業者スティーブ・ウォズニックは神様のような方と感じたものです。(ビジネスマンでやることが汚いジョブスは大嫌い)

しかし、マックユーザーの選民思想的な発言を目にするようになり、私のマックに向ける眼差しは次第に変質していきました。そして、実際に彼らのあからさまな他のOSへの根拠の無い批判を聞くにつけ、マックに対しては嫌悪感を抱くようにまでなってしまったのです。

はじめてのマック

そんなアンチマッカーの私ですが、WEB制作をする上でマックの存在を無視することは出来ないなぁと常々考えていました。WindowsとMACでは、表示に関して細かい差違があるからです。また、私のサイトを閲覧してくれる方の中には結構マックユーザーがいますし、メールをくれた方の半数以上がマッカーだったりします。

ということで、マックの購入を考え、たまに掘り出し物を探したりはしていたのです。しかし、マックに関しては門外漢ですから、どれが良いのやら。中古相場を見ると、PowerPCを搭載したモデルは数千円から存在します。少し勉強してみると、G3と呼ばれるCPUを搭載したモデルより前のモデルはメモリーに5V仕様の特殊なDIMMを使っていることがわかりました。これでは、本体は安く買えてもメモリー代が恐ろしく高くつきます。逆に、G3搭載モデルは本体こそ4万円前後からとなりますが、メモリーはDOS/Vマシンと同じSD-DIMMを使用しています。マック対応をうたったメモリーはDOS/V向けのバルクメモリーより高めですが、十分に安い。更に、OS XはG3以降のモデルが対象となっており、それ以前のモデルはCPUを高速なものに載せ替えても簡単にはインストール出来ないということもわかりました。となると、G3以降のモデルが購入対象になります。ある程度知識もたまったと考えた私は、秋葉原に出かけたついでに、本格的に物色を始めました。

ノート型は欲しいけれど、価格の面から対象外。スケルトンタイプのマックも価格は高めで対象外、そもそもタワー型を置くスペースを部屋に作るのは面倒です。モニターに入力が2系統あるTOTOKUのものを使っているので、これを流用するということでモニター一体型のiMACもパス。となると、購入対象となるのはデスクトップ型となります。しかし、これが見かけない。そもそもマックの中古なんて漁ったことが無いので、中央通りの裏道にある祖父地図の中古店舗ぐらいしかわからないという有様。結局、何も見つけることが出来ずじまいで帰宅。

また、中古店舗を探し歩くのも疲れるので、通販を利用することにしました。色々見ていくと、何故か、マックの中古は北海道が多い。何故なんでしょう?理由はありそうですが、深く詮索はしませんでした…。

周辺機器メーカーCenturyの経営するDo-夢が信頼性ありそうなので、ここで買うことに決定。PowerMac G3 DT/233の価格は39800円。高すぎず、安すぎずで、30日の保証付き。256Mのメモリー(4000円)も注文しました。

最悪の出会い

金曜の深夜に注文して、月曜の昼には届くという早さ。ちょっと仕事が立て込んでいたにもかかわらずセットアップを開始、、、出来ない。モニターとマックを繋げようとすると、RGB端子の形状が合いません。マックは変換コネクターをかまさないとPC用モニターに接続出来ないということは知っていましたが、最近のマックはDOS/Vマシンに歩み寄っていたので、とっくに同一端子を採用しているのかと思っていました…。スロットに差し込むマック用ビデオカードはDOS/Vと同じなのに…。また、マックへの嫌悪感が少しづつ募ってきました。

しかし、怒っていても始まらないので、変換コネクターとケーブルを探しに自由が丘へ。秋葉に行かずとも、それなりにマックに強いPCショップ「MJソフト」が近所にあって助かりました。でも、結構な出費。ついでにUSBカードを購入したので、合計金額は1万を超える始末。安くあげるつもりが、結局6万円以上マックに投資してしまいました。

火入れ

変換コネクターを本体に固定してからモニターとケーブルを繋ぎ、コネクターのDIPスイッチを何回か設定し直し作業は完了。キーボードのパワースイッチを押して起動すると、OS8が起動しました。

動作確認が済むと早速OS9のCDをドライブに挿入して再起動。USBなどのサポートの関係もあるので、OSの載せ替えです。マックはCDからでもOSが起動出来るので、作業は簡単。HDをフォーマットしてから、OSを組み込みます。でも、これってOSのCDを他の人のマックに入れれば立ち上がってしまうわけで、簡単に内部のファイルが閲覧出来るというわけですね。Windowsも9x系では、似たようなセキュリティですが。

OS9をインストールし、ネットワーク設定をしたところで、各メーカーから色々とアップデートファイルをダウンロードし、組み込んでとりあえず作業終了。マックはとりあえず使えるようになりました。

希望すら消えて…

マックを使い始めてまず感じたことは、OSの思想が異なること。Windowsはメーカー品で外れな製品を買わなければ、それほど苦労せずに使用していくことが出来ます。ドライバーの組み込み、ソフトのインストールなどほぼ自動化されていると言えます。気にしなければ、Windowsはブラックボックス的なものとして、その上で各種ソフトを利用出来るわけです。また、突っ込んで色々弄くることも可能です。しかし、マックはOSのベース部分はブラックボックス化されていますが、その上でOSを拡張する機能の組み込みなどが、ユーザーの手に委ねられています。基本的には自動化されているのですが、ちょっとソフトを組み込むと、他のプログラムとコンフリクト(衝突)を起こし、動作がおかしくなってしまいます。そこでユーザーは、このプログラムはあの機能で、これはアレなどと把握したうえで、どれが原因かを把握し、対処しないといけません。Windowsにおいても、同様のことが起きますが、intel製のCPUとマザーボードと一般的なシステムで組んだマシンではあまり体験することの出来ない現象です。しかし、私の使用した限り、マックはすぐにコンフリクトを起こし、その度に苦労させられます。更に、中途半端にブラックボックス化されており、ネットワークに関するちょっと突っ込んだ設定をしようとすると、その項目が見あたらなかったりします。ホントに中途半端に弄れるOSです。UNIXベースのXではまた違うのでしょうが…。

また、マックはデフォルトの構成ではマウスのボタンが一つしかないわけですが、これでのオペレーションのやりにくいこと。マッカーたちは、キーボードと組み合わせて使うから良いんだよと言いますが、そもそも以前のマックはキーボードはオプション装備だったわけで、マウス一つですべての操作を快適に行えるというのが売りだったはずです。なんだか、思想がありそうで、実はノンポリな感じがします。最悪なパターンですね。
あまりに使いづらいので、増設したUSBカードにロジテックのトラックボールを繋げてみました。すると、とたんにオペレーションが快適な物に変わりました。ホイールは便利ですし、右ボタンにctrl+クリックを割り当てることで、Windowsの右クリックとほぼ同等の機能を割り付けることが出来ます。良い感じです。でも、これでデスクの上でトラックボールが3つ並ぶことになりました。1台はWindowds2000マシン用で、もう1台はWindows98用、そしてマック用の1台です。PCデスクが狭くなってしまいました…。

えっ?金取るの!

Windowsというとビジネスユーズで東海岸的な印象がありますが、マックは自由な雰囲気の西海岸な印象を持っていました。アーティストが多く利用していることもその印象を強める要因となりますが。

マックを使いやすくカスタマイズしようと、ネットの中を色々と検索して驚きました。それは、マック用のアプリにおけるフリーソフトの少なさ。前述の通りの印象からマックにはフリーソフトが揃っていると、漠然と考えていました。しかし、フリーの少ないこと。逆に、こんなヘタレな機能で金を取るの!?と驚くソフトは山のようにあります。なんと言うことでしょう。マッカーはWindowsユーザーより銭ゲバな方が多いのでしょうか…。LOVE&PEACEな幻想はブルー一色に染め上げられ、気分は暗鬱になってしまいました。

Windowsとのデータの交換は?

マックを日常的に利用するようになり半月ほどが経ちました。Winとのデータ交換はWin側でFTPサーバーを立ち上げ、マックからFTPクライアントでアクセスするという手法を取っていましたが、これが面倒。そこで、マックでNetBIOSを認識出来るようにするDAVEと、WindowsでAPPLETALKを認識出来るようにするPCMACLANの2種類を試用してみました。

DAVEはNetBIOSを利用すると良いながらTCP/IPも要求するようで、ネットにCATV回線を繋ぎ、CATVの用意したDHCPサーバーを使うということでローカルネットワーク内ではTCP/IPのバインドを切っている今の環境では利用出来ません。PCMACLANのほうは問題無いようなので、これを2000のマシンに組み込んだところ、しっかり動くようなので、これを利用していくことにしました。勿論、WindowsのLAN環境に繋げるように改良しろよと、マックに対して思ったことは言うまでもありませんね。

で、結局どうなん?

色々使ってみた結果、私には向かないOSであることが良くわかりました。一貫性を保ったオペレーションも、私には融通がきかないと感じるだけです。カラーマッチングや、DTP環境におけるフォントの多様性など、優位な面もありますが、一般用途では無用の物でしかありません。人にマックとWindowsどっちを買えば良いのと聞かれ、マックと答えることは無いでしょう。また、マックを買おうと思っていると相談されれば、それを思い留まらせることと思います。OS Xによって、UNIXが身近になることを希望していますが、それはまた別の話…。

Power Macintosh G3 DT233
CPU PowerPC G3 233MHz(Rev.1)
Memory 288MByte(256M+32M)
Video ATI RageII+(2M)
HDD Western Digital WD200EB(20G)
CD-ROM Matshita CR-587(*24)
Sound unknown
Keyboard Apple EX-Keyboard II J
Monitor 飯山電気 MT-8617
OS OS 9.1.2

メインマシン構成
CPU Intel Celeron566
Mother Board ABIT BH6
Memory 384M(128+128+128)
Video Diamond STEALTH3 Xtreme(Savage4)
HDD Fujitu 40G(IDE)
Maxtor 40G(IDE)
CD-RW Plextor PX-W1610TA/BS
CD-ROM TEAC(ATAPI,x32)
Sound Creative Vibra128
ether PLANET FNW-9700-T
FDD TEAC 2mode
本体ケース TT-600(300W,フルタワー)
Keyboard IBM 5576-B01
ルーター MN128SOHO/DSU
Monitor 飯山電気 MT-8617
OS Windows2000

サブマシン構成
CPU Celeron300A(450Mhz)
Mother Board A-OPEN AX-6B
Memory 256M(128+128)
Video Diamond Viper330(AGP)
HDD IBM DCAS-34330(4.3G、U-SCSI)
IBM DAQA-32160(2.1G)*2
CD-ROM プレクスター PX-20TSI/TO(SCSI、20倍速)
CD-R Teac CD-R 58S(SCSI,Rx8)
Sound Creative Sound BlasterAWE32
SCSI IOI IOI-9200DUW(UW,2ch)
ether Telecom Dec21140F搭載カード
MO メルコ MOS-E230S(EPSON製ドライブ)
FDD TOMCAT PC-FD35M・3B
本体ケース TQ-700mk-II
Keyboard KINESIS MAXIM KB200PC
タブレット WACOM ArtPadⅡ
スキャナー Canon N656U(600dpi) 交換
ルーター MN128SOHO/DSU
Printer CANON LBP-220Pro
Monitor 飯山電気 MT-8617
OS Windows2000
 
Information
ロジテック製トラックボールに久々の新型モデル(M570)登場!
遅れてきた鉄板 939A786GMH/128M
はじめての体験 VGAファン編
ハードディスクのドミノ移植
Windows 7 (x64) 本格導入しました(アプリ編)
Windows 7 (x64) 本格導入しました(ハードウェア編)
サーバの換装とWindows7の本格導入テスト
Phenom II 720beでOC
IYHが止まらない
IYH!
Windows7はじめてみました
液晶にアームは漢の浪漫
アナログモニター
災害と救済 希望から絶望
冷たく、静かに
NO NO NO NO !!!
NO NO NO
新しいカタチ
KVMスイッチという名の悪夢
パソコンは2台まで
底無し動画(キャプチャー)道
Mini Keyboard is back
トラックボーラー
進化の真価
見た目は大事
Over the G
Think Difference
TOKYO-亜熱帯都市-Requiem
安物買い
ワイヤレスな生活
モバイルフィーバー(熱病)
仁義なき戦い 代理戦争@Windows2000
仁義なき戦い@Windows2000
新たなる出会い、そして去っていった友
墓穴。つうか、穴だらけ。
データは別ドラ
速さは正義
サポートも満足に出来ないのに一流のメーカーとは…
カラーからモノクロへ インクジェットからレーザーへ
欲望の対象となるもの
速い、安い、美味い。それは牛丼だけでは無いのさ
INTEL、今世紀最後の大盤振る舞い。
マイクロソフトの製品はVer3になるまで使いものにならない…
失っていく信頼。回復する道は…
虎穴に入ったつもりが、猫穴だったような…感じ?
4枚目のSCSIカード。わたしゃSCSI長者か…
うれしはずかし、モバイルデビュー
大予言 新たなる存在は、混乱をもって大いなる災いをもたらすであろう
嫉妬?
TVを捨て、モニターを使おう
まずは自分の知識から疑って見よう。
高性能化により、複雑化してしまったが故の悲劇
人に優しいインターフェイスって?
謎・謎・謎
至福千年紀の終わり。散り際に咲いた大輪の花火…
喜びも悲しみも幾年月
今日から私も64K
またも消えたデータ。今度は人為ミス…
捨てる神在れば、拾う神もいるのさ
またも調子の悪いハードディスク。俺なんか悪いことした?
幸福から不幸の連鎖。人間万事塞翁が馬ということ?
破滅への恐怖。そして喜び
喜びは刹那、悲しみは永劫に…
我の行く道は、茨の道
やはり来た。自作ならではのトラブル
物欲と言う名の愚者
ハードも良いけど、ソフトもね。しかし結局は…
K6(200MHz)を導入!でも、何故か浮かない私の心…
千年王国(ミレニアム)など望まない。でも、一時の安らぎくらい…
嵐は去り行き、私の心には平安が訪れた…、本当?
夢なら早く醒めてくれ。生と死のサイクル。過剰な物ほど生き延びるのか?
夢にまで見た落ちないOS。「誰か創って!」と他力本願な私…
NT4.0導入したのは良いけれど、なぜか晴れない俺のこころ
やってきましたWindowsNT 4.0 でも、嫌な予感が
不幸が呼び寄せた不幸。わたしゃ悪魔に魅いられているのかい?
幸せが長く続くことは無いとはいえ、そりゃあんまりだよ
第三次DOS/Vマシン購入計画(すったもんだで、組み立て編)
第三次DOS/Vマシン購入計画(思いだけは熱く、気高く)