モバイルフィーバー(熱病)

モバイルふたたび

また一月ほどサイトの更新を怠ってしまいました。その間何をしていたかというと、ノートパソコンをいじりまくっていたんです。
親父に頼まれてSONYのノートPC(VAIOのXR7というCD-RW付きのハイエンドタイプ)を購入したことで、とうの昔に失せたはずのモバイル熱が再燃してしまったんですよ。
で、2台ほど立て続けに購入しました。ともに、Yahoo!Auctionsにて入手。

スーパービジネスマン御用達の理由

Thinkpad600E
Thinkpad600E
Thinkpad600E

1台目はIBMのビジネスマン向けのハイエンドモデル、Thinkpad600Eで、購入価格は11万円。2年前のモデルなんですが、メモリーは288M(32+128+128)まで搭載出来るし、CD-ROMの収まったウルトラベイは着脱可能なデバイスベイ(ホットスワップも可能)で、CD-RWやDVD-ROM、拡張バッテリー、増設ハードディスク、FD(これは最初から付属)とも交換可能となっています。

市販されているIBMのノートパソコンには、大まかに2つのラインがあります。

一つは低価格路線で、iシリーズと呼ばれている個人向けノートもの。これは販売価格が安いのですが、作りも安く、とてもお奨めの出来る物ではありません。(ThinkPad i Series s30のように、気になるモデルもありますが)

そしてもう一つのラインがビジネスマン向けのモデル。iシリーズを大衆車に例えると、こちらはベンツなどの高級車と言えます。数値で示されるスペックがコンピューターの優劣を決めるわけではありません。利用者の立場に立って、いかに道具として使い易いかというところが追求されているかというのが大事なことです。IBMのビジネスモデルを触ると、そのへんのことを大事にして作られたことがわかります。筐体も堅牢で、全体をゴム塗装してあるなど、手にした際の高級感は感動ものです。

高級であることがもっとも実感出来るのはキーボードでしょう。そのタッチはノート史上最高との声も多く、実際これ以上のキーボードを持ったノートPCにはお目にかかったことがありません。軽すぎず、重すぎず、絶妙の抵抗感を持っています。単にキートップを大きめにとったりとか、キーストロークを深くしたという次元ではありません。このへんには、さすがIBMと唸らされました。

キーボードの中心部分にあるスティック上のポインティングデバイス、トラックポイントも、同様の機能を持った他社製のものとは似て非なる別物と感じるほど、操作がし易く驚かされました。これを使う以前はトラックボールがノートPCでは最良のポインティングデバイスだと思っていましたが、考えが変わりました。キーボードから手を離すことなくすべての操作を行うことが出来るトラックポイントこそ最高でした。

と、絶賛のモデルなんですがモバイルするのに2.5kgは重い。可搬不可能ではありませんが、ちときつい。などと考えていると、弟がノートPCが欲しいと言うので、彼に譲ることにしました。

次なるお相手は?

TP600Eの購入で、モバイル熱はさらにヒートアップしてしまいました。もう、ノートPCの無い生活は考えられません。そこで、次なるノートの候補を探し始めました。

希望は2kg以下で、CD-ROM搭載のモデル。色々見ていった結果、昔から好感を持っていたPANASONICのLet's Noteが第一候補となりました。IBMの製品も対象にしたかったのですが、現行製品は高すぎて、簡単に手が出せるものではありません。
PANASONIC社の製品で購入の対象となるのは、B5サイズのCF-B5シリーズ、CF-M2シリーズ、A4サイズのCF-L1シリーズとなります。B5はトラックボールを搭載したタイプで、操作がし易いのですが、価格が高めなので対象から外し、M2はCD-RW搭載な点にそそられましたが、バッテリーの保ちが悪いので迷うところ。L1はA4で13.3"の液晶と大きめですがCD-ROMを搭載しつつ重さは1.9kgで、バッテリーは3時間以上保つとのこと。

M2かL1で悩みましたが、M2はサイズの小さいわりに重さがほとんどL1と同じです。IBMやVAIOのA4クラスのノートを色々と触って見た結果、あのクラスの液晶サイズは使いやすいと実感しています。ハードのスペック的にはM2のほうが高いのですが、作業効率はA4の方が良いということで、L1シリーズを選択しました。

宝探し@Yahoo!Auctions

欲しいモデルは決まっても、すぐに購入するわけにはいきません。高い商品ですから少しでも安い物を買おうと、色々探しました。今回も、Thinkpadに続いてYahoo!Auctionsを中心に探索することにしました。

早速、CF-L1EA(Celeron450MHz、64M、8.1G、)というモデルを発見。購入して間もない美品で、未登録なもの。早速、競売に参加したのですが、値段はどんどん釣り上がっていきます。13万を超えてもまだ価格は釣り上がる様子です。これ以上は払う価値が無いと考え、この商品のオークションからは手を引きました。

他にはないのだろうかと更に探していくと…。

あるじゃないですか。CF-L1XAという(P3-350Mhz、64M、10G)というモデルが。L1EAよりスペックも上で、更に128Mの増設メモリーと5年間のSHOP保証までついています。さらに、購入してまだ1ヶ月という、驚くばかりの良品です。

まだ誰も競りに参加しておらず、10万円の値段が付いていました。しかし、競売期間はまだ4日ほど残っているようです。遠からず参加者が集まり、価格が釣り上がることが目に見えています。

どうしたものかと悩みながら商品写真を眺めていると、希望価格に12.5万円と設定されていることがわかりました。Yahooオークションのシステムでは、この価格が設定されていると、最初にこの価格を入力したものが商品を一発で競り落とすことが出来ることになっています。私が迷わずその金額を入力したことは言うまでもありません。かくして、レッツノートは私のものとなりました。そして、この文章(HTMLも)はレッツノートで作成しています。

レッツノートCF-L1XA使用レポート(ハード編)

おまけというか、本題なノートの使用レポート。

Let's Note CF-L1XALet's Note CF-L1XALet's Note CF-L1XA

筐体は天版がメタリックブルーなアルミニウム合金で、底面はマグネシウム合金を採用しています。メタリックなブルーってのが、なんとも格好良い。

筐体のサイズは297mm×236.5mm×24~26.3mm(幅×奥行き×高さ)。
キーボードはキーピッチ19mmとフルピッチで、ストロークは2mm程度の浅いもの。キータッチは軽く、抵抗感は少ない。悪くも無いけれど、良くも無いキーボード。Thinkpad600系のキーボードを体験してしまうと、その差には愕然としてしまいます。

Let's Note CF-L1XAトラックパッド「スマートポインターIV」には、色々と機能が割り当てられており、カスタマイズも可能。
この種のパッドの中ではピカイチの操作性だと思います。ただ、タッピング機能をONにしておくと、操作性が著しく悪くなるので、この機能は殺しておくことを薦めます。

  1. 左の上下隅には好きなアプリケーションの登録が可能。
  2. 右の上下隅には最大化や閉じるなどのWindows操作に関する機能の割り当てが可能。
  3. 右端と最下段はスクロール機能が割り当てられています。
  4. 最上段はブラウザーと連携し、戻る、進むが割り当て出来ます。
  5. Internet ExploreとNetscapeで利用可能。IEベースのDounatなどでは利用出来ませんでした。

筐体を裏返すと、簡単にカバーを外すことが出来ます。

Let's Note CF-L1XALet's Note CF-L1XA

左からメモリースロット、ハードディスク、バッテリーとなっています。見てすぐわかると思いますが、ハードディスクの交換はノートとしては簡単な部類に入るでしょう。ただし、交換可能なハードディスクは厚さ9.5mm以下のモデルとなります。標準状態では富士通製のハードディスク10Gが搭載されていました。

左下のメモリースロットは初期状態では空いていて、128Mまでのメモリーが増設出来、搭載可能なメモリーの最大容量は192Mとなります。搭載されているチップセット(440MX)の認識可能な最大容量は256Mなので、せめてオンボード128M+128Mな設計にして欲しかった。後継のモデルまで、オンボード64Mで最大192Mと同じ仕様になっています。数年間使い続けることを考えると、この最大容量は少なすぎると思います。

Let's Note CF-L1XALet's Note CF-L1XALet's Note CF-L1XA

内蔵されたCD-ROMは着脱可能で、これを補助バッテリーと交換することで7時間超のバッテリー運用が可能となります。CD-ROMは9.5mmの超薄型ですので、市場で流通しているスリムタイプのCD-RWやDVD-ROMは12.5mmが標準的ですので、これを搭載することは出来ないようです。この辺は、かなり残念。ただ、後継モデルのL2にはCD-RWが搭載されているので、これが9.5mmの薄型だとすると、あるいは…。(L2搭載のCD-RWは12.5mmと判明。駄目でした。また、L2搭載のH"は常時接続サービスのAirH"には非対応。こりゃまた売れないノートを作ってしまいましたね>松下。叩き売りが予想されます。せめて、着脱可能にしておけば良いのに)

レッツノートCF-L1XA使用レポート(OS編)

標準で搭載されているOSはWindows98のセカンドエディション。勿論、速攻でWindows2000(以下WIN2K)に載せ替えました。

WIN2Kに載せ替える前に、下調べするのは必須です。まずはメーカーサイトから情報を集めることから始めました。

色々と見て回ると、まずBIOSのアップグレードが必要であることが解ります。ドライバー類は、すべてメーカーで用意されていますし、ビデオのドライバーはビデオチップメーカー(Silicon Motion)のサイトからダウンロードすることも可能です。スマートポインターのドライバーとクイックラウンチャーのアップデートプログラムなども、前もって落としておくと良いでしょう。

CD-ROMもWIN2K上で使用する際に不具合(音楽CDを認識しない)があるようで、これもファームの書き換えを行います。

上記のファイルをダウンロードして、BIOSやCD-ROMのファームなどの書き換えを行えば、下準備は完了。WIN2KのCD-ROMをドライブに入れ、起動します。起動画面でESCを押すと、最初に起動するドライブを変えることが出来ます。これはBIOSの設定でも変えられるんですが、BIOSで指定した順番を無視して、指定することが出来ます。つまり、BIOSではハードディスクから起動するように指定しておき、フロッピーディスクやCD-ROMから起動が必要な時は、ESCを押せば良いということです。細かいことですが、良く気の付いた心配りと関心。

さて、WIN2KのCDを起動すると、ハードディスクが2つのパーティーションに分割されていることに気が付きます。ハイバネーション用に数百メガ(数値失念)が割り当てられているのです。これはWIN2Kには不要なので削除してかまいません。というわけで、全てのパーティーションを削除し、ドライブは一括して使うことにします(これが嫌な人は、分割して下さい)。フォーマットはNTFSとFAT32を選べます。FAT32の方は柔軟性がありますが、保守性に欠けます。そこで、NTFSを選択。あとは画面の指示通りに進めていくだけで、OSのインストールは完了します。

OSの組み込みが終わっても、まだ環境の構築は終わりません。ビデオ、サウンド、ホットキー(サスペンド、休止状態のサポート)、スマートポインターのドライバーを組み込み、クイックラウンチャーのインストールも行います。

上記で、OSに関する作業はお終い。後は好きなアプリケーションを組み込むだけです。

レッツノートCF-L1XA使用レポート(結論)

A4サイズでCD-ROMを搭載しつつ2kgを切るというこのレッツノートCF-Lシリーズぐらいのようなものです。つまるところ、ここに価値を見いだせるかいなかで、このモデルの評価が決まります。とにかく軽いノートパソコンが欲しい人は1kg前後の小さいモデルを買えば良いですし、A4で軽いものと言うならば、シャープのPC-MT1(液晶サイズ12.1")あたりを買えば良いと思います。B5で良いならIBMのS30あたりが面白いでしょう。拡張製重視なら、重厚なモデルで数多くの選択肢があります。

2kgの重量は携帯する気になるギリギリの重さであると思います。更に外での使用も考え、内蔵電源で3時間前後は使用したい。ノートとはいえデスクトップ並の使用感が欲しい。となると、選択肢はこのへんしかないわけです。

Pcmciaスロット(Type-2)が1つしか付いていない、Etherポートが付いていない(モデルによっては付いている)など物足りない感じもしますが、USBも有るし、シリアル、パラレル、PS/2ポートが筐体に装備されていますので、困る局面に合うことも無いと思います。

次に、使用していて解った問題点を幾つか。

このモデルはA4サイズでCD-ROMを内蔵しつつ、薄く、軽く作ることを目標にしたため、CPU放熱が充分行えていません。夏場、熱いところでの使用は無理でしょう。おそらく熱暴走してしまいます。後継のL2では更に低電圧なCPUが使われているため、放熱の問題は解消されているかもしれませんが。

液晶はそこそこの視認性を確保しています。
反応速度は液晶だけに遅く、テキストのスクロール時などには、画面が著しく見にくくなります。発色もモニターと比べると、悲しいものがあります。液晶で画像系のアプリケーションは使用出来ないと言うことが良く解りました。カラーマッチングなんて、夢のまた夢です。

搭載されているビデオチップには3D機能が搭載されていませんので、その種の物を動かしたい人は、このノートを買ってはいけません。まぁ、ノートPCで3Dってのは液晶の反応速度の問題と、ビデオチップの3D性能の問題から、そもそも無茶なんですけれど。

私は低価格でこのノートを入手しましたが、市場での価格は16万前後なら買いのモデルでしょう。これ以上の価格だと、手を出さない方が無難です。B5のCF-M2EVあたりなら、15万前後で購入出来たりしますので(2001/5/24現在)。

Let's note CF-L1XA
CPU Mobile Pentimu!!! 450MHz(Base100MHz)
Chip Set Intel 440MX PCIset
Memory 192MB(64MB+128MB)
Video Silicon Motion Lynx EM4(SM710,4MB)
HDD 0GB(ULTRA-ATA)
CD-ROM 24倍速
Sound チップセット内蔵(PCM16bit-Stereo)
FDD USB外付け(1.4MB,1.2MB,720KB)
PC Card Slot Type I or Type II×1(CardBus対応)
内蔵ポート USB×1,Serial,Paralel,外部CRT(MiniDsub),PS/2,IrDA(4M)
Modem 56kbps(V.90/X2)FAX:14.4 kbps
液晶サイズ 13.3"TFT(XGA)
音声 マイク入力(モノラルミニジャック)
オーディオ出力 ステレオミニジャック
バッテリー 約3.5時間
外形寸法 幅297 mm×奥行236.5 mm×高さ24.0 mm/26.3 mm(前部/後部)
重量 約1.97 kg(CD-ROMドライブ装着時平均値)
OS Windows2000

メインマシン構成
CPU Intel Celeron566
Mother Board ABIT BH6
Memory 384M(128+128+128) 増設
Video Diamond STEALTH3 Xtreme(Savage4)
HDD Maxtor 30G(IDE)
Maxtor 40G(IDE)
CD-RW Plextor PX-W1610TA/BS
CD-ROM TEAC(ATAPI,x32)
Sound Diamond MONSTER Sound MX300
ether PLANET FNW-9700-T
FDD TEAC 2mode
本体ケース TT-600(300W,フルタワー)
ルーター MN128SOHO/DSU
Monitor 飯山電気 MT-8617
OS Windows2000

サブマシン構成
CPU Celeron300A(450Mhz)
Mother Board A-OPEN AX-6B
Memory 128M
Video Diamond Viper330(AGP)
HDD IBM DCAS-34330(4.3G、U-SCSI)
IBM DAQA-32160(2.1G)*2
CD-ROM プレクスター PX-20TSI/TO(SCSI、20倍速)
CD-R Teac CD-R 58S(SCSI,Rx8)
Sound Creative Sound BlasterAWE32
SCSI IOI IOI-9200DUW(UW,2ch)
ether Telecom Dec21140F搭載カード
MO メルコ MOS-E230S(EPSON製ドライブ)
FDD TOMCAT PC-FD35M・3B
本体ケース TQ-700mk-II
Keyboard KINESIS MAXIM KB200PC
タブレット WACOM ArtPadⅡ
スキャナー Canon N656U(600dpi) 交換
ルーター MN128SOHO/DSU
Printer CANON LBP-220Pro
Monitor 飯山電気 MT-8617
OS Windows2000
 
Information
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