マイクロソフトの製品はVer3になるまで使いものにならない…
モバイルギア2を使い始めて半年以上が経過したわけだけれど、この間に多くの問題が発生した。そして、その解決のためにかなりの時間とお金を注ぎ込んだ。今回は、その成果の報告といきましょう。
- モバイルギア2(モノクロ版)の内臓のメモリーは8Mと少ない。しかも、これはプログラム記憶領域とプログラム実行領域を合計(その割合は可変)したもの。これではあまりに少ないと、増設を行いました。
増設の方法として考えられるのは、内臓メモリーを16M、32Mのものと交換するということ、コンパクトフラッシュメモリー、フラッシュメモリーを挿すということの2つ。 気になるコストは、交換用の内臓メモリーの場合、サードメーカー製の32Mならば実売価格で1万円ちょっと、コンパクトフラッシュの場合には、その容量によりまちまちだが、30Mクラスのものが4万円前後となります。
私は日立製のコンパクトフラッシュ(30M)が3万円と比較的安かったので、これを購入しました。(しかし、現在では同じものが2万円を割っています)
- 無拡張の状態でのモバイルギア2とデスクトップマシンデータ交換を行う方法は、シリアル経由かIrDA経由となる。どちらも転送速度が遅いため、実用に耐えない。WindowsCE2.0からは、ETHERカード(LANカード)が使用出来る。10BASE-Tのカードならば、既に1万円を割っている。これを使用しない手は無いと、LANカードを導入しました。
まずは、カード選びから。NES2000互換カードに対応しているということで、物は限られてくる。また、互換をうたいつつも互換性がなかったりするものもあるという。ここはネットなどで動作確認の報告が出されているサイキューブ製の物を購入する事にした。価格は実売で8千円を切っており、まずまずの買い物。
さて家に帰り、カードをマシンに刺してドライバーを入れる。てっきりこれで動くものだと思っていたが、そうはいかぬのが世の常、PC道の常。母艦PCとデーターの交換が出来るようになるまでに、2週間以上の時間が必要となったのだった・・・。
- CEのメール機能は、お世辞にも使い勝手が良いとは言えない。マルチアカウントなど、夢の又夢だ。また、テキスト入力に関しても問題が多い。標準では、テキストの閲覧を行うにもアプリを起動し、そこから呼び出さなければいけないということも、問題外だ。
この問題は、ヴィレッジセンターからリリースされているPocket WZ-EDITOR Ver2.0を導入することによって、一気に解決した。このソフトをインストールすることにより、軽快なテキスト・エディターと、マルチアカウント対応の高性能メーラーを手にする事が出来るのだ。また、他にも色々とプログラムが提供されており、メモ機能などは、活用させていただいている。価格も実売で5千円を切るので、CEユーザーは買うしかないだろう。
上記の3つは、なんとか解決した問題だ。面倒ではあったが、スキルのアップも出来、満足はしている。しかし、次の問題は厄介だ。解決どころか、今も悩まされている、CEの致命的な問題点だ。
- CEに付属する日本語変換機能は、過去使った中でも最悪のものだろう。基になった、IME97自体駄目だが、それと比較に成らないほどにこいつは馬鹿だ。御変換(グハ、変換に付けるのが誤だろ!)の例を挙げようと思ったが、いた溜まれなくなってきたので辞めましょう。
Windows95ようのIME97の辞書から、単語を削り、CEに移植するという荒技を行う猛者もいるようだが、今の8Mのメモリーではちょっと役部足。どこでも良いから、これよりマシなIMEを開発してくれるのを待つしかない。ATOK、WXGがベストだけれど、NECでも良いぞ。モバイルギア2の購入ユーザーの大半はテキスト入力がメインだろうから、この問題は致命的じゃないのだろうか?かなり単語登録を行っているが、一向に賢くなってくれない。いま、テキスト入力のメインは、このモバイルギア2なのに(^^:
ということで、CE購入を考えているユーザーには、役に立ったでしょうか?ちょっとと言うか、半年以上、掲載が遅すぎたような気もしますが(^^;;;
しかし、CEの利点は、開けばすぐ使えること、HDが内蔵されていないため、ちょっとやそっと乱暴に扱ったぐらいでは壊れないの2点につきますね。あとはモバイルギア2モノクロ版のみの利点ですが、単3乾電池2本で20時間使用できるってことでしょうか。電力消費の激しいカラー・ノートパソコンには、逆立ちしても出来ない芸当です。(反射型カラー液晶を使えば、多少使用時間は伸びるでしょうが)。
CPU | AMD K6-200(200MHz) |
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Mother Board | GIGA-BYTE GA-586HX(512K) |
Memory | 128M(16M*4+32*2,EDO,60NS,ノンパリティ) |
Video | ATI XPERT@PLAY(8M) |
TV Tuner | ATI ATI-TV |
HDD | IBM DCAS-34330(4.3G、U-SCSI) IBM DAQA-32160(2.1G)*2 |
CD-ROM | プレクスター PX-20TSI/TO(SCSI、20倍速) |
CD-R | |
Sound | Creative Sound BlasterAWE32 |
SCSI | IOI IOI-9200DUW(UW,2ch) |
ether | PLANET ENW-8300-2T |
MO | メルコ MOS-E230S(EPSON製ドライブ) |
FDD | TOMCAT PC-FD35M・3B |
本体ケース | A5561(300W,フルタワー) |
Keyboard | KINESIS MAXIM KB200PC |
タブレット | WACOM ArtPadⅡ |
スキャナー | EPSON GT-5000WIN S |
ルーター | MN128SOHO/DSU |
Printer | CANON BJC-210J |
Monitor | 飯山電気 MT-8617 |